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カリブ海の海賊のことを「バッカニア」ともいう。
スペインが破れて、大英帝国が力をつけ、海賊たちが不要になると、私掠船は、普通の海賊に戻り、カリブ海にあつまるようになった。
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の背景にも使われているから、そこをおさえとくとより楽しめるかもしれない。映画にも出てくる、トルトゥーガ島には、実際にバッカニアの居留地があり、「悪の巣窟」とおそれられた。現在ではトルチュー島と呼ばれている。これも映画にでてくる、イギリス領ジャマイカのポート・ロイヤル(現キングストン)もバッカニアが集まる町であり、イギリス総督は、スペイン船を襲う、彼らの後ろ盾だったそうである。
バッカニアの中でも、とりわけ残忍さで恐れられたのが、フランソワ・ロロノワと呼ばれた男である。フランス、ブルターニュ出身で、西インド諸島に年季奉公に送られた彼は、逃亡してバッカニアの群れに入った。ロロノワの残忍さは伝説となっており、八つ裂きや舌を抜く、生きたまま、人間の胸を切り裂いて心臓を抜き出したこともあったという。そうやってお宝のありかを白状させたのだ。1666年のマラカイボ(南米・ベネズエラ)襲撃が伝説となっている。最後はニカラグアのインディオを襲ったときに逆に襲われて死んだ。死体は八つ裂きにされたという。
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もうひとり、有名なバッカニアはウェールズ出身の、ヘンリー・モーガンである。(モーガン船長という名で知られている)ウェールズ人といえば、「嘘つきでドロボー」という噂である。偏見だとは思うが。ヘンリー・モーガンに関しては、あたっているといわざるをえない。1670年にパナマを襲ったことが有名。当時はまだ、パナマ運河がなく、荷物は一旦陸揚げされてパナマ海峡を横切り、また船に荷卸しされた。そのため、金銀、食べ物が豊富だったという。3000人近いスペイン兵と戦い、パナマ市を徹底的に破壊し、その富を手に入れた。
しかし、その分配が公平でなく、部下達は不満をつのらせた。75万枚もの八レアル銀貨を手にしながら、部下達には200枚しか与えなかったという。そこで、海賊から足を洗い、イギリス国王チャールズ2世とその部下たちに貢物を送って、ナイト(騎士)の地位を得た。後にジャマイカ副総督に任命されて、カリブ海にまいもどる。表向きはバッカリアを弾圧したが、裏でバッカリアを見逃して報酬を得ていたらしい。
その他にも、そうとうめちゃくちゃなことをしていたらしく、公職を追われるはめになる。
最後は、ポート・ロイヤルの酒場で、酒に身を持ち崩して死んだという。
パイレーツ・オブ・カリビアンで、ジョニー・デップが演じる「ジャック・スパロウ」は、モーガン船長を参考にしているとも感じる。特に「ズルさ」がなんとなく似ている。
バッカリアの終焉は、1692年のジャマイカの地震によるものらしい。ポート・ロイヤルの町は津波で破壊され、海賊達の船も壊滅的打撃を受けた。その後長い間、ポート・ロイヤルの町は再建されなかったという。
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